当店の手打ちそばは、保存料を一切使用していない「生」のそばです。賞味期限は約3日（要冷蔵）ですが、 そば粉の割合が多いため、時間が経つにつれ、短く切れやすくなります。到着後すぐにお召しあがりいただくことをおすすめします。 切らさずにおいしくゆでる方法 ゆで方を失敗してしまってはおいしさは半減してしまいます。コツは「たっぷりのお湯で」「かきまぜない」「もまない」です。 できるだけ大きな鍋に、たっぷりの熱湯を沸かしてください。 茹でる直前にそばのパック包装を外します。お盆などの上に、そばの入ったプラスチックトレイをひっくり返してそばをあけます。ここで多少くっついていることがありますが、その際にはやさしくほぐしておいてください。 お湯が十分に沸騰したら、そばを静かに入れます。鍋に1度に入れる分量は1パックぐらいがよいでしょう。 軽くかき混ぜたら、あとはあまり触れないことをおすすめします。強くかき混ぜてしまうと、そばは短く切れてしまいます。 再沸騰し、ふきこぼれる寸前で火を弱めます。火を弱めたら、そのままで約1分茹でます。 固さを確認します。そばを1本冷水に取って食べてみてください。少し固めの状態で、冷水に引き上げます。 静かにざるにあけ、再び新たに汲んでおいた冷水に沈めます。ここでも絶対に揉まないでください。揉むとそばは短く切れてしまいます。 2〜3回繰り返し、中まで冷えたら水を切ります。お皿に盛ってざるそばのできあがりです。 あたたかいかけそばで召しあがるときは、これをもういちど熱湯にくぐらせてから、温めたたれをかけます。 次のそばを茹でるときは、先のお湯に入れていただいてかまいませんが、1回目のときよりお湯に濃度がついていますので、冷水にあげた後ぬめりを取るために水の交換を1、2度増やしていただくとよいです。 そばを茹でたあとのお湯は、そばの香りいっぱいの「そば湯」としてお召しあがりいただけます。ぜひお試しください。 新そばの季節 鹿角地方のそばは、10月中旬に収穫されます。このそば粉を使ったそばは、新鮮な輝きがあり美しく、風味も弾力も一段と増して特においしいものです。 国産のそば粉を100%使用したそばを探すのも難しい昨今、新そばを提供できる店は数少なくなっています。この「新そば」を当店では毎年10月下旬〜11月初旬より出荷しています。